ローコスト住宅とは「坪単価30~50万円台、総額1000~2000万円台程度の比較的安価な住宅」のことです。
金額に関しては厳密な定義などは設けられておらず、ローコスト住宅メーカーとされているところでも、実際に見積もりを出してもらうと結構な金額になるなんてことも少なくありません。
そんなローコスト住宅メーカーの中でも、特に人気があっておすすめの12社をランキング形式でご紹介します。
【必読/1分で読めます】家づくりのプロが語る!注文住宅&お金で後悔しないための3つのポイント
アイフルホーム
坪単価の相場:30万~50万円
アイフルホームは人気の高いローコスト住宅メーカーです。INAXやトステムなどが経営統合して誕生したLIXILグループの子会社が運営しています。
フランチャイズ形式で全国展開していて、ハウスメーカーと工務店の両方のメリットを活かしながら注文住宅の施工を行っています。
施工に関してはメーターモジュールを採用することでコスト削減に成功し、坪単価も抑えられています。もちろん、住宅の性能もちゃんとしています。
アイフルホームのおすすめポイント!
- 工期短縮と耐久性向上を可能にした「テクノスター金物」
- 驚異の700万円台、完全ネット販売の「i-prime7」
- 高い遮熱技術と高断熱の家
- 独自の制震システム「EVAS」
工期短縮と耐久性向上を可能にした「テクノスター金物」
フランチャイズ方式で、加盟店が家を建てるアイフルホーム。その住宅性能を引き上げるのが、「テクノスター金物」です。
この工法は、日本伝統の在来木造軸組工法の特徴を活かしながら、弱点の木材接合部の強度を「テクノスター金物」によって飛躍的に高めたもの。
在来木造軸組工法では、木材接合部に複雑な加工を施すため、木材断面が複雑なものになっていました。
しかし、テクノスター金物による接合の場合、木材接合部の加工は、スリットと呼ばれる小さな切れ込みと穴だけ。断面に大きな欠損がないため、木本来の強度を活かすことができます。
この工法は、在来木造軸組工法に比べ、せん断耐力約1.4倍、引き抜き耐力約2.1倍と、高い耐力があることが証明されています。
また、この金物が劣化して強度が下がることがないよう、金物表面には三層もの表面加工がされています。この処理により、110年以上の耐用年数を実現。金物の腐食による建物全体の強度低下を防いでいます。
驚異の700万円台、完全ネット販売の「i-prime7」
インターネット限定で販売されている商品、「i-prime7」。700万円台から家が買える、「web housing」と呼ばれる規格の住宅で、店頭では扱われていません。
施主自ら外観、プラン、色などを選択し、プランをシミュレート。最終的に対面の打ち合わせがあるため、webで選ぶことに不安はありません。
現在用意されているプランは7つ。さらにライフスタイルにあわせ、「パーティーを楽しむプラン」「収納充実プラン」の2パターンから選べるため、計14プランから選べることになります。
建築面積や間取り、玄関の向きは決まっているため、選択肢に限りはありますが、とてもお買い得な商品です。もちろん、こんなにも安価で提供できるのには理由があります。
それは、ネットシュミレーション、フライチャイズシステムによる効率的な商品開発、LIXILグル―プの商品活用、プランの限定、プランのシンプル化、資材の大量一括仕入れ、施工標準化による効率化の7つ。
LIXILグループやフランチャイズシステムの強みに、ネット限定の規格化をうまく組み合わせた商品と言えそうです。
高い遮熱技術と高断熱の家
アイフルホームの家が業界トップクラスの高断熱・高気密仕様であることは、あまり知られていません。ローコストメーカーながら大手を凌ぐ高断熱・高気密の住宅は、アイフルホームの大きなセールポイントの一つです。
主力商品の「セシボ」の中間グレード「零」には、「HQP(ハイクオリティパネル)」と呼ばれる高性能断熱材フェノール樹脂を使ったパネルを使用。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準をクリアしています。
最上級ランクの「極」は、このHQPを柱の外側にも施工。ZEH基準を超える断熱性能を発揮します。
一番下のグレード「爽」は、高性能グラスウールを使用。壁、天井、床に貼ることで、平成28年基準の断熱性能をクリアしています。
3つのグレードともに、壁の仕様に3タイプのサッシを組み合わせることで、それぞれ最適な性能を引き出しています。
独自の制震システム「EVAS」
アイフルホームの制震システム「次世代制震システムEVAS」。防災科学技術研究所、東京大学、清水建設によって共同開発された制震システムです。
一般的な制震システムは、制震ゴムなどを利用した制振装置を壁の一部に設置しますが、アイフルホームの制震システムは、家全体が制震装置の役割を果たす「家まるごと制震」。
1階・2階の柱や間柱などに粘弾性体を貼って、その上から構造用面材を貼る独特な工法です。この粘弾性体は、高層ビルの制振装置に用いられるもので、半永久的に効果を持続します。
建物の変形量を1/2に低減する性能を持ち、繰り返しの地震に強く、間取りの制約もない、まさに次世代の制震装置なのです。
タマホーム
坪単価の相場:30万~50万円
タマホームは日本全国各地でローコスト住宅を施工可能な人気のハウスメーカーです。
他のハウスメーカーや工務店と比べると坪単価が安く設定されているため、建築にかかる総額を抑えることができるという点が最大の魅力です。
だからと言って、住宅の性能が他社に劣るという訳ではありません。タマホームは耐震性も耐久性も、高いレベルの注文住宅を建てることができます。
地盤保証制度やシロアリ10年補償など、アフターサービスもしっかりとしています。
タマホームのおすすめポイント!
- コストを削減して適正価格を実現
- 耐震性と耐久性に優れた家
- 良質な国産材の家
- 気軽に相談できる
- 万全のサポートで安心
コストを削減して適正価格を実現
タマホームの家は、高品質なのに低価格です。付加価値が高い家を適正価格で提供できている背景には、3つのコストダウンがあります。
ハウスメーカーの多くは、工事を行う施工業者とメーカーの間に現場管理会社が入り施工を管理していますが、タマホームは、自社の工務チームが各案件の施工を直接管理することでコストを削減しています。
また、キッチンやバスなどの設備を専門のメーカーから購入することで、高品質の製品を低コストで仕入れることができます。
更に、タマホームには高品質で低価格な国産木材を安定して生産し供給できる流通システムがあり、このシステムは2013年のグッドデザイン賞を受賞しています。
耐震性と耐久性に優れた家
タマホームの家は、耐震性と耐久性に優れています。認定基準は等級2以上ですが、タマホームは等級3が基本です。日本は高温多湿の風土を持つため、風土に合った工法と仕様を採用することで耐久性を向上させ資産価値を高めています。
保温性能が付いた断熱浴槽や耐熱性のガラスなどを採用し、冷暖房にかかるコストも削減できます。標準で24時間換気システムを採用し、室内の温度をコントロールして空気を正常に保ちます。
また、次世代の省エネ基準に対応した断熱材の使用により快適に暮らせます。国が定めている断熱等性能等級4を満たし、環境にも優しい住居を実現しています。
タマホームの家は、環境に配慮し、将来の住宅費負担の軽減を考えて誕生した家です。
良質な国産材の家
タマホームは、創業以来ずっと木の家にこだわっています。木材の品質管理や森林環境の維持を考慮して約7割以上の国産材を構造躯体に採用しています。日本で育った木には様々なメリットがあり、日本の家づくりには最適です。
日本は先進国の中でもトップクラスの森林率を誇っています。伐採した国産材を住宅の建築部材などに使用することは、日本の森林を守ることにもつながります。
タマホームでは、家の土台や柱、床合板、間柱に国産材を使っています。土台にはヒノキが使われ、柱や間柱にはスギやカラマツ、トドマツが使われます。
木材の仕入れから供給まで一貫した品質管理を行い、安定した品質の構造材を全国に供給しています。
気軽に相談できる
タマホームは全国に200箇所を超える店舗があります。店舗では気軽に建築相談ができ、電話やインターネットでの相談も受付けています。新居のプランや資金計画、税金のことなど、家づくりに関することは何でも相談できるので便利です。
タマホームでは専任の営業担当者が付き、マンツーマンで家づくりを行います。営業担当者が丁寧にヒアリングを行い、家が完成するまでサポートします。
要望があれば、FP相談会も実施しています。FP相談会では資金計画の疑問点や悩みを解決することが可能で、条件の良い金融機関の紹介もできます。住宅ローンを借入れる予定がある場合は、営業担当者が事前審査の手伝いをします。
その他、提案したプランの仕様や設備などは、ショールームで確認することができます。
万全のサポートで安心
家の評価は、住んでから決まります。タマホームでは、家を引き渡した後の10年間に安心の保険と保証を付けています。定期的な補修やメンテナンスにより、家を正常に保ちます。
まず、契約後、地盤調査を実施して建築に適した強度を持っているか確認します。大手損害保険会社の保険で賠償資力を確保して地盤保証を行います。
また、シロアリ10年補償もあります。タマホームでは環境にも人にも優しい工法を採用し、土台にシロアリ防止に役立つヒノキ材を使って乾燥した床下環境を作ることでシロアリを防いでいます。シロアリ被害が発生した場合でも保証約款に基づき補償を行うので安心です。
そして、タマホームでは、定期的な点検とメンテナンス工事を継続することで10年ごとの延長保証を継続できます。
アキュラホーム
坪単価の相場:30万~50万円
アキュラホームはローコスト住宅メーカーの老舗と呼ばれることもある企業です。
同じローコスト住宅メーカーとしてアイフルホームやタマホームなどが知られていますが、アキュラホームの方が先に低価格化を実現させました。
元大工さんの「カンナ社長」でもお馴染みのハウスメーカーで、匠の心を持って建てられたアキュラホームの住宅は累計15,000棟を超えています。
1,000万円台で様々なデザインの住宅を施工することが可能で、高い人気と評価を獲得しています。
アキュラホームのおすすめポイント!
- 頑強な基礎と接合金物
- 木造軸組み工法で実現する大空間設計
- 木を守る、湿気の対策と通気工法
頑強な基礎と接合金物
「カンナ社長」のCMですっかり知名度が上がった感のあるアキュラホーム。そのイメージ通り、職人気質が宿るハウスメーカーです。
そんなアキュラホームが得意とするのが、伝統の木造軸組み工法。柱で支える構造は枠組壁工法(2×4工法など)と違い、設計の自由度が高いのが特徴です。
その設計自由度を支えるために、建物には木が本来持つ強さを最大限引き出すための様々な工夫が施されています。
まず、建物の基礎には、「ワイドストロング基礎」を採用。外周部に厚さ180mmの鉄筋コンクリートを使用することで、高い強度を確保します。
床には一般の在来工法の3倍の強度があるといわれる「トリプルストロング床」を施工。24mmの構造用合板を密着固定させることで、床全体で地震の力を受け止める構造としました。
木造軸組み工法の弱点と言われる柱や梁との接合部には、「ホールダウン金物」を設置。強固に接合することで、躯体自体の耐性を引き上げています。
また、アキュラホームでは引き渡し後に20年間地盤を保証。全棟で高度な地盤調査を実施し、第三者による綿密な地盤解析を実施することで、必要な補強工事を施しています。
これらの施工技術により、アキュラホームの建物は強い構造体を実現。長期優良住宅を越える高品質な家づくりを支えています。
木造軸組み工法で実現する大空間設計
アキュラホームで建てる家には、「S&I(スケルトン&インフィル)テクノロジー」という技術が採用されています。
この技術は、外周や耐力壁など建物の強さに関わる部分を受け持つ構造躯体と、内装にかかわる部分を区分して家を設計・建築する技術のこと。
この技術により、耐震等級3ながら、設計自由度の高い、大空間の施工が可能になりました。家の中の耐力壁が構造上必要なだけに抑えられた結果、吹き抜けや大空間の施工を実現できたのです。
このテクノロジーを支えるのが、ストロングウォールと呼ばれる耐力壁。
このストロングウォールは、アキュラホームが東京大学と共同で開発した高強度な耐力壁。石膏ボードとの組み合わせで、壁倍率5倍を実現、最大で32畳の大空間の施工を可能にしました。
この恩恵で、「ライフサイクル壁」と呼ばれる間仕切壁で間取りを作り、将来の家族構成の変化によって間取りを変更することが容易に。
可変性を重視した設計により、将来新たに家を建て替えずに、ライフサイクルに合わせた変更が可能になるのです。
木を守る、湿気の対策と通気工法
木造でも鉄骨でも、家の構造にとって湿気は大敵です。木造は腐り、鉄は錆びることで本来の機能を失ってゆきます。アキュラホームでは、湿気やシロアリから家を守る工夫が随所にされています。
まず基礎部分においては、地面からの立ち上がりを400mmと広めにとることにより、床下の通気性を確保。
さらに、「基礎全周換気工法」という、一般的な床下換気口の1.5~2倍の換気能力を持つ換気方法により、通気性を確保。家を湿気から守ります。
家と外の温度差で結露しやすい壁の中には、透湿防水シートを施工し、その外壁側に空気の通り道を作る通気工法を採用。風通しのよい状態を保つことで、壁の中の結露を防ぎます。
また、床下には防蟻防湿シートを施工した上からコンクリートを打設することで、地面から上がってくる湿気をシャットアウト。土台にはシロアリに強い米松を使用し、土台上面から1m以内にある建物外周には防腐防蟻処理を実施しています。
アキュラホームの湿気対策へのこだわりは、基礎や土台にとどまりません。
例えば、風雨にさらされるバルコニーには、防水性のFRPを前面に塗布。サッシは上部と両脇に防水テープを貼ったうえで、サッシ枠の下に水切りシートを添付。徹底して湿気の入り口に対策を施します。
こうして、徹底的に湿気とシロアリ対策を施工することで、安心して長く暮らせる住宅を創りだしています。
アエラホーム
坪単価の相場:30万~50万円
アエラホームは東北地方から中部地方にかけての東日本エリアで営業を行っているローコスト住宅メーカーです。
かつてはローコスト住宅を押し出していましたが、現在はコストパフォーマンスの良い高性能住宅も人気となっています。
知名度はそこまで高くないものの、広告宣伝に多額の費用をかけていないため、質の良い材料を使いながらも安価な坪単価に抑えることができています。
また、外張断熱を強く押し出していて、断熱性能も優れています。
アエラホームのおすすめポイント!
- 家全体をすっぽりと包み込む外張り断熱工法の家
- 独自の「アエラストロング工法」
- 耐震・制震を標準化
- 快適な空気環境
家全体をすっぽりと包み込む外張り断熱工法の家
アエラホームは、山梨県の地場建設会社をルーツに持つハウスメーカー。夏は暑く、冬は寒い盆地特有の気候も手伝ってか、アエラホーム一番のセールスポイントは外張り断熱工法になっています。
その方法は、家全体をアルミ箔で覆われた高性能の断熱材ですっぽりと包み込んでしまうこと。
徹底して気密処理することで、高断熱・高気密の家を実現しました。柱から屋根まですっぽり包み込むため、家全体が魔法瓶のように高い断熱仕様になります。
さらに、アエラホームでは建物各所の特性に応じ、断熱仕様を調整。建物の断熱性を高めています。例えば、壁の内側は外張断熱に加え、吹き付け断熱を施工。壁の断熱性と気密性を一段と向上させます。
床には、フェノバボードという熱伝導率の低い最高ランクの断熱材を使用。床下からの冷気を徹底的に排除します。さらには、隙間という隙間を気密テープと発泡ウレタンで徹底気に塞ぎ、気密性を高めました。
こうした積み重ねと独自の工法により、平均UA値は0.53を達成。政府が目標としてきた平成25年省エネ目標値の0.87を軽々クリアしました。
この断熱・気密性能の高さは、住宅の省エネルギー化にも影響。住む人にやさしい住環境を実現しました。
独自の「アエラストロング工法」
アエラホームの主力商品「クラージュ」は、「アエラストロング工法」で建てられています。
まず、土台に使われるのは、シロアリやカビに強いとされる檜。その上に建つ柱は、一般的な3.5寸角の柱の1.3倍の太さを持つ4寸角の柱。建物の剛性を高めています。
また、木造在来軸組工法の家は柱と梁などの接合部が弱点と言われていますが、アエラホームの家は耐震ジョイント金物工法を採用。接合部の緊結強度を高める金物で柱や梁を接合することで、耐震性能を高めています。
外壁面には「ハイベストウッド」という耐力面材を施工。壁倍率4倍と言われるハイベストウッドにより、躯体を繰り返しの地震にも耐えられる構造へと強化します。
さらに床面には、厚さ40mmの構造用合板を採用。一般的な在来工法の約4倍の強度を実現しました。
こうした各部位への細かいこだわりにより、強い躯体の建物を作り上げています。
耐震・制震を標準化
アエラホームの主力商品「クラージュ」は、耐震と制震が標準仕様の安心の家。アエラストロング工法による強い躯体に、制震の仕組みをあわせることで、より強い耐震性能を発揮しています。
その制震の仕組みが、「Kブレース」と呼ばれる制震システム。アルファベットの「K」の形状をした制震システムです。この「Kブレース」を柱の間に設置。地震エネルギーを熱に変換し、空気中に放出することで建物の揺れを抑えます。
躯体を強くすりだけでなく、家全体を襲う揺れを抑えることで、家具や壁の破損を防止。建物の強さと組み合わせることで、地震にも安心な家を実現しています。
快適な空気環境
外張り断熱工法のアドバンテージによって、一年にわたって家中の温度が快適に保たれるアエラホームの家。部屋間の温度が少なく、温度ストレスが小さいのが特徴です。
主力商品「クラージュ」では、熱交換機を備えた24時間換気システムを導入。この熱交換率は90%を誇る高性能で、強みである外張り断熱工法の温かさを損なうことなく、外の空気を家に取り込むことができます。
また、取り込む際には微小粒子用フィルターを通すことで、1.0~3.0ミクロン以上の粒子を90%カット。光触媒コーティングの働きで、雑菌やウイルス、臭いの元まで分解し除去します。
さらにはアレル物質やウイルスの働きも抑制。温度と湿度管理によって、インフルエンザウイルスの生存率を引き下げることも可能です。
こうした仕組みにより、アエラホームでは家そのものが持つ特性を生かしつつ、快適な空気環境を作り上げています。
クレバリーホーム
坪単価の相場:30万~50万円
クレバリーホームは1998年からフランチャイズ形式で全国展開を始めたローコスト住宅メーカーです。直営店も各地に設けられていますが、フランチャイズの加盟店の方が多くなっています。
ハウスメーカー業界全体で見るとローコスト住宅に分類されることが多いですが、実際に見積もりを取ると、ローコスト住宅メーカーの中では坪単価が高めに出やすいです。
高性能の「外壁タイル」に強みを持っていて、実際にクレバリーホームで注文住宅を施工された方々からの評価も高くなっています。
クレバリーホームのおすすめポイント!
- 自慢の外壁タイル
- 独自のプレミアム・ハイブリッド構法で建てられる家
- 独自の制震装置「J-ECSS」
自慢の外壁タイル
クレバリーホームの大きなセールスポイントが、外壁タイル。
花崗岩などの粘土に石灰石などを配合した原材料を高温で焼き上げる陶磁器製タイルの外壁で、耐久性、デザイン性、メンテナンス性を兼ね備え、トータルメンテナンスコストが低く抑えられているのがポイントです。
まず、自然の原材料でできたタイルは、紫外線にも強く、劣化がほとんどありません。
40年後もわずかな退色が認められるものの、美しさをキープします。もともとタイルは自浄作が強く、親水機能があるため、汚れが雨で洗い流されて美しさが持続します。
また、高温で焼き固められる陶磁器は傷に強く、釘などでは傷がつかない強さを持ち合わせています。
さらには、モルタルと違って吸水率が低いため、腐食の心配がなく、汚れがしみこんでしまうこともありません。吸水率が高いと、寒冷地では水分が凍り、外壁材が破損してしまうこともありますが、タイルならその心配も無用。
こうしたタイルの特性によって、タイルのメンテナンスコストは一般的な外壁に比べて半分以下。一般的に高いといわれるタイル建材ですが、こうやってメンテナンスコストを比較すると、その利点がはっきりと分かります。
独自のプレミアム・ハイブリッド構法で建てられる家
クレバリーホームの家は「プレミアム・ハイブリッド構法」と呼ばれる独自の建築技術で建てられています。「プレミアム・ハイブリッド構法」とは、「SPG(ストロング・ポスト・グリッド)構造」と「モノコック構造」を掛け合わせた構法のこと。
まず、「SPG構造」は、通し柱を構造上のポイントになる場所(グリッド)ごとにバランスよく配置したもの。一般的な在来工法の家では、通し柱は4本程度しか使われませんが、クレバリーホームでは、その2~3倍程度の通し柱を使用しています。
この通し柱が、1階と2階の構造を強固に一体化することで、強い構造躯体の建築が実現可能になりました。
ここに組み合わされるのが、「モノコック構造」。床、壁、天井の6面体で力を吸収する構造で、2×4などの住宅に採用される構造です。
面で強固に一体化された構造は、外部からの衝撃に強く、建物全体で外圧を受け止め吸収するため、高い耐震性能の実現が可能です。
そして、建物を接合するのは、高精度のHSS金物。3重のメッキは、自動車の塗装技術にも採用されるもので、防錆機能性に優れたものです。
この金物で柱や梁を接合することで、在来工法の1.5から3倍の接合強度を実現。軸組工法で大きく欠損していた柱の断面欠損を小さく抑え、強い接合強度を実現しました。
これらの技術により、クレバリーホームの家は、耐震性の高い家となっています。
独自の制震装置「J-ECSS」
プレミアム・ハイブリッド構法で建てられるクレバリーホームの家。その強い躯体をより安全なものにするのが、「J-ECSS(ジェイ・エックス)」と呼ばれる制震装置です。
地震のエネルギーを熱に変換して揺れを抑える仕組みで、クレバリーホーム独自の制震技術が組み込まれています。
J-ECSSに組み込まれた特殊な粘弾性のダンパーが地震のエネルギーを熱に変換。熱を空気中に放出することで揺れを抑えます。
その効果は実証実験において、阪神淡路大震災の2倍強のエネルギーを受けても構造躯体はおろか外壁タイルにも損傷がないことが確認されています。
また、基礎にはこの構造と制震装置を支えるべくベタ基礎を採用。一般的な木造住宅120mmとされる地盤面からの立ち上がりを約150mmと引き上げることで、より強固な基礎にしています。
同時に、基礎と構造をつなぐ金物も、どの方向からも引き抜きかれにくい柱脚金物と呼ばれる金物を採用。地震などの揺れにも、柱を引き抜かれにくい、強い躯体の建築を実現しました。
ユニバーサルホーム
坪単価の相場:30万~50万円
ユニバーサルホームはローコスト住宅メーカーの中でも特に知名度の高い企業です。雑誌広告やテレビCMなどの露出が多く、幅広い年代層から知られています。
フランチャイズ形式を採用しているため、日本全国で注文住宅の施工が可能です。施工実績も4万棟を大きく超えています。
剛性床やACL外壁材などを使用し、地震や台風などといった災害にも強い家を作れます。
ユニバーサルホームのおすすめポイント!
- 独自の「地熱床システム」
- 「地熱床システム」の自然エネルギーを無駄にしない断熱性能の高さ
- 頑丈な建物を実現する「ハイパーフレーム工法」
- 災害に強いユニバーサルホームの家
独自の「地熱床システム」
ユニバーサルホームの最大のセールスポイントと言っても過言ではないのが、「地熱床システム」。2002年の全国リリース以来、10,000棟以上の建築実績を誇る、地熱を活用する住宅です。
夏の日差しで温められた地熱は、半年をかけてゆっくりと地中へと伝わってゆき、冬になること5mほどに達します。「地熱床システム」は、この地熱の自然エネルギーを活用するシステムです。
その仕組みは、地面と床下の間に砂利を敷き詰めて密封するもの。砂利の上には防湿・防蟻シートを施設したのち、鉄筋コンクリートで仕上げられます。
こうして、地中深くまで温められた太陽のエネルギーを基礎全体で受け止めることにより、あたたかい住宅を実現しました。
また、ユニバーサルホームでは、1階全室床暖房をプラスすることで、快適な住環境を提供。その住環境が評価され、キッズデザイン賞が受賞されています。
「地熱床システム」の自然エネルギーを無駄にしない断熱性能の高さ
ユニバーサルホームの特徴である「地熱床システム」を活かす意味でも、ユニバーサルホームの家にとって断熱性能はとても大切な要素です。
ユニバーサルホームは、断熱材に発泡ウレタンフォームを採用することで、高気密高断熱の家を実現しました。使用するのは吹付硬質ウレタンフォームで、小さく硬い泡の集合体が高い断熱性能を発揮します。
水で発泡する断熱材を採用することによって、ホルムアルデヒドなどの化学物質を抑えるよう配慮がされています。また、この硬質ウレタンフォームは、火災に強く、遮音性にも優れた断熱材。住環境を引き上げるのに役立ちます。
ここに組み合わせるのが、Low-E複層ガラスの樹脂サッシ。一般単体のガラスより断熱性能が高いLow-E複層ガラスに、アルミに比べて圧倒的に熱伝導率の低い樹脂サッシを導入することで、家全体の断熱性能を引き上げています。
頑丈な建物を実現する「ハイパーフレーム構法」
ユニバーサルホームの家は、木造軸組み工法を独自の技術で発展させた、「ハイパーフレーム構法」を採用しています。
この工法は、エンジニアリングウッド(構造用集成材)と金物工法に剛性床を組み合わせた構法で、従来の木造軸組み工法に比べ、約2倍の接合強度を持つ構法です。
使用されるエンジニアリングウッドは、一般的な木材に比べて1.5倍の強度をもつもの。品質のばらつきもなく、安定した家の施工が可能です。
その柱や梁をつなぐのが、信頼性の高い接合金物。木造軸組みでは、接合部が複雑で断面積が大きくなってしまいますが、金物工法を採用することで、2倍の強度を実現しました。
さらにここに組み合わされるのが、剛性床。28mmの厚い構造用床合板を貼ることで、建物の剛性をさらに強化。これらの組み合わせにより、木造在来工法をベースにしながら、高い耐性を持つ躯体を実現しました。
災害に強いユニバーサルホームの家
ユニバーサルホームの構造体には、「床下」がありません。これは、「地熱床システム」を実現するために、地面と床の間が砂利で埋められ、コンクリートで密閉されているためです。
この、基礎全体で地熱を受け止める仕組みは、同時に屈強で高い耐震性を兼ね備えています。
さらには砂利が地震の揺れを吸収することで、相乗効果を発揮。「地熱床システム」自体が優秀な耐震システムといっても過言ではありません。
そこに組み合わされるのが、ミサワホームの制震装置「MGEO-N63」。仕組みは、制震パネルに組み込まれた高減衰ゴムが自身のエネルギーを熱に変換することで、揺れを吸収するというもの。
この仕組みの導入により、建物1階上部の揺れ幅を最大1/2に軽減することが可能。もちろん優れた耐久性をもちあわせているため、繰り返しの地震も安心です。
その他のおすすめローコスト住宅メーカー
先におすすめのローコスト住宅メーカーを6社ピックアップしましたが、他にもまだ人気があっておすすめのハウスメーカーはあります。
いずれも坪単価が30万~50万円ほどで注文住宅を建てられますので、ローコスト住宅メーカーをお探しの方は以下の各メーカーも選択肢に入れてみてください。
メーカー | 坪単価と解説 |
---|---|
アイダ設計 | 30~50万円 |
888万円から注文住宅を建てられるローコスト住宅メーカー。年間売上高は500億円超。 | |
オープンハウス・アーキテクト | 30~50万円 |
「東京に家を持とう」でお馴染みのオープンハウスグループ。アイダ設計と同じく売上は500億超え。 | |
サイエンスホーム | 30~50万円 |
2011年に誕生したローコスト住宅メーカー。純国産のひのきの家に強いこだわりを持つ。 | |
秀光ビルド | 30~50万円 |
東北から四国までの幅広いエリアで営業するローコスト住宅メーカー。明朗会計の「コミコミ価格」で人気に。 | |
ポラス | 30~50万円 |
首都圏を中心に展開するローコスト住宅メーカー。2019年に創業50周年を迎えた。 | |
レオハウス | 30~50万円 |
2006年に誕生したローコスト住宅メーカー。施工実績は20,000棟超え。 |
注文住宅&お金で後悔しないために
注文住宅を建てるにあたって、後悔しないための重要なポイントが3つあります。それは…
- 複数の会社から資料をもらって各社の特徴を掴むこと
- 複数の会社から見積もりをもらって総費用を比較すること
- 多くの間取りプランを見比べて、間取りアイデアを盗むこと
お金に関して言うと、同じような間取りプランでもハウスメーカーによって500万円以上もの差がつくこともありますので、相見積もりは必須です!
間取りに関しても、これまで気付かなかった素敵な間取りプランを参考にすることで、家づくりが一気に進むので非常におすすめです。
ですから、理想のマイホームのためにも上の3点は必ず行うべきなのですが、1社ずつやろうとすると手間も時間もかかって面倒…。
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